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第23章 最後のデッサン

「ひゃああうん！！」
　悦びの声をあげる茜。
　すぐさま、近崎の指に果肉がまとわりつき、キュキュと締め付けていった。
　近崎は早速指を激しく動かし、茜をいっそう悦ばせていく。
　ちゅく！　じゅちゅちゅ！　ぐちゅ！
　音と飛沫を撒き散らしながら、近崎は指を目いっぱい動かし、茜の花裂を刺激していった。
「あひゃぁんっ！　あふぅっ！！　あんっ……だめっ！！」
　口ではそう言いつつも、茜の腰は艶かしいうねりを繰り返している。
　すると近崎が突然動きを止めて言った。
「ダメですか、ではやめましょう」
　そう言って、電光石火の早業で服を全て脱ぎ捨てる近崎。
　あっという間に、茜同様に全裸となったのだった。
　これを見て、出かかった声を必死でこらえる衛一。
　二人が全裸になったということで、すぐにでも茜と近崎が性交を開始する可能性があったので、衛一は気が気ではなかった。
　一方の茜は、アイマスクで視界を遮られているため、近崎の様子も全く分かっていない。
　ただただ、指を引き抜かれ、快楽が遠ざかってしまったことを、もどかしく思っているようだ。
　茜の見るからに火照った身体は、怪しくクネクネと動いている。