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淫らデッサンに疼く人妻
第6章 面接と実技
「ようこそ、お越しくださいました」
翌朝11時5分前、近崎絵画教室に少しだけ早めに到着した茜は、近崎本人に出迎えられ、早速事務室へと通してもらえた。
「京極茜と申します。本日はよろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくお願いいたしますね」
二人は事務室で、テーブルを挟んで向かい合わせに座る。
そして開始された面接では、特筆すべき質問は何もなく、当たり障りのない質問ばかりに終始している印象だった。
前日に電話で聞いていた通り、形式ばかりのもののようだ。
茜は真面目に答えつつも、この後に控えている実技試験のことで頭がいっぱいだった。
だが、そのことばかりに気を取られていると、近崎に対しても失礼だし、この面接が失敗しそうなので、どうにか集中しようと努力していく。
「では、面接はこのあたりにしておきまして……」
僅か5分ほど話した後、近崎が言った。
「次に実技試験へと移らせていただきたく思います。それでは、あちらの更衣室へご案内いたします」
「は、はい……」
既に喉がカラカラで、頭が真っ白の茜は、絞り出すように一言だけそう答えると、近崎に続いて事務室を後にした。
翌朝11時5分前、近崎絵画教室に少しだけ早めに到着した茜は、近崎本人に出迎えられ、早速事務室へと通してもらえた。
「京極茜と申します。本日はよろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくお願いいたしますね」
二人は事務室で、テーブルを挟んで向かい合わせに座る。
そして開始された面接では、特筆すべき質問は何もなく、当たり障りのない質問ばかりに終始している印象だった。
前日に電話で聞いていた通り、形式ばかりのもののようだ。
茜は真面目に答えつつも、この後に控えている実技試験のことで頭がいっぱいだった。
だが、そのことばかりに気を取られていると、近崎に対しても失礼だし、この面接が失敗しそうなので、どうにか集中しようと努力していく。
「では、面接はこのあたりにしておきまして……」
僅か5分ほど話した後、近崎が言った。
「次に実技試験へと移らせていただきたく思います。それでは、あちらの更衣室へご案内いたします」
「は、はい……」
既に喉がカラカラで、頭が真っ白の茜は、絞り出すように一言だけそう答えると、近崎に続いて事務室を後にした。