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淫らデッサンに疼く人妻
第9章 茜、初めてのアトリエモデルに
その翌々日の午後4時、茜は近崎に案内されて、彼の自宅へとやってきていた。
言うまでもなく、アトリエでのモデルをするためだ。
近崎の家は、何の変哲もない一軒家で、ボロボロというほどではないにしても少々古そうな家にみえた。
「あまり綺麗な家じゃなくて申し訳ない。どうぞこちらへ」
「いえいえ、そんなこと……。はい、ご案内よろしくお願いします」
家の中を案内してくれる近崎。
アトリエは、玄関入ってすぐ左手にあった。
入ってみると、思っていたよりはやや狭い一室で、当然ながらあの教室と比べると段違いに狭い。
壁には近崎の作品とみられる絵画がいくつも掛けられていたり、美術の専門書や画集などが並んでいる書棚があったり、テーブルの上に絵の具や絵筆が置かれていたり、といかにもアトリエという感じの部屋だ。
中央にはモデル台とおぼしきものがあり、濃い紫色をした布がかけられている。
近崎はアトリエ内へと茜を招き入れると、入ってきたドアの鍵を閉めた。
「こうしておけば安心です。まぁ、そもそも、私のところへやって来る訪問者は元々少ないですし、今日は他には誰とも会う約束をしていないので、誰かが勝手に入ってくる可能性はゼロなんですが。前にも申し上げましたように、私は一人暮らしですし。でも、あくまでも用心のために、ね」
「は、はい……。ありがとうございます」
すでに緊張してきた茜は、もつれる舌でそう言った。
早くも喉が渇き、目が泳ぐ茜。
近崎はエアコンのスイッチを入れてから、少し大きめのカゴを茜のそばへと持ってきて言う。
「それでは早速、始めましょうか。すみませんね、こちらには更衣室がございませんもので。お召し物は、こちらのカゴへお願いいたします」
「えっ」
茜は戸惑った。
ここで、近崎の見ている前で脱がないといけないとは、微塵も想像していなかったので。
そして、「更衣室がなくても、別室を貸してもらえればいいのに」とも思った。
ただ、そんなことを言う勇気が、茜にはない。
それに、どっちみち裸を見られるのだから、そこまで拘(こだわ)る必要もないのではないか、という思いも湧いた。
なので、茜は黙って従うことにした。
言うまでもなく、アトリエでのモデルをするためだ。
近崎の家は、何の変哲もない一軒家で、ボロボロというほどではないにしても少々古そうな家にみえた。
「あまり綺麗な家じゃなくて申し訳ない。どうぞこちらへ」
「いえいえ、そんなこと……。はい、ご案内よろしくお願いします」
家の中を案内してくれる近崎。
アトリエは、玄関入ってすぐ左手にあった。
入ってみると、思っていたよりはやや狭い一室で、当然ながらあの教室と比べると段違いに狭い。
壁には近崎の作品とみられる絵画がいくつも掛けられていたり、美術の専門書や画集などが並んでいる書棚があったり、テーブルの上に絵の具や絵筆が置かれていたり、といかにもアトリエという感じの部屋だ。
中央にはモデル台とおぼしきものがあり、濃い紫色をした布がかけられている。
近崎はアトリエ内へと茜を招き入れると、入ってきたドアの鍵を閉めた。
「こうしておけば安心です。まぁ、そもそも、私のところへやって来る訪問者は元々少ないですし、今日は他には誰とも会う約束をしていないので、誰かが勝手に入ってくる可能性はゼロなんですが。前にも申し上げましたように、私は一人暮らしですし。でも、あくまでも用心のために、ね」
「は、はい……。ありがとうございます」
すでに緊張してきた茜は、もつれる舌でそう言った。
早くも喉が渇き、目が泳ぐ茜。
近崎はエアコンのスイッチを入れてから、少し大きめのカゴを茜のそばへと持ってきて言う。
「それでは早速、始めましょうか。すみませんね、こちらには更衣室がございませんもので。お召し物は、こちらのカゴへお願いいたします」
「えっ」
茜は戸惑った。
ここで、近崎の見ている前で脱がないといけないとは、微塵も想像していなかったので。
そして、「更衣室がなくても、別室を貸してもらえればいいのに」とも思った。
ただ、そんなことを言う勇気が、茜にはない。
それに、どっちみち裸を見られるのだから、そこまで拘(こだわ)る必要もないのではないか、という思いも湧いた。
なので、茜は黙って従うことにした。