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淫らデッサンに疼く人妻
第9章 茜、初めてのアトリエモデルに
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 家に帰った茜は、リビングに入ると大きく溜め息をついた。
 大変なところを見られてしまった……その思いでいっぱいの茜。
 後悔しても仕方ないとは分かっているものの、茜は出来ることなら、時間を撒き戻したい思いだった。
 その反面、大きな悦びを得たのもまた事実だ。
 そして、そのことが、茜に罪悪感を感じさせている。
 夫以外の男性から、あんな幸福を与えられてしまうなんて……と、茜はアトリエでの出来事を思い返すたびに、両手に顔をうずめて身悶えた。
 衛一のことを深く愛しているからこそ、アトリエで何の抵抗もせず、快楽を受け入れた自分が許せない茜。
 愛する衛一からは、挿入以外の愛撫による快感を与えてもらったことは少なかったので、アトリエでの経験は茜に新たな扉を開かせたのかもしれない。
 思い出すだけで、身体が欲情で震えだした茜は、自慰をするため思わず寝室へと駆け出した。

 寝室に入ると、茜は下半身を裸にし、ベッドの上へ。
 脚を大きく開いて、秘所を片手でいじり始めた。
 くちゅ……くちゅ……。
「あん……ああん……」
 思い出すだけで罪悪感を感じる、あのアトリエでの出来事を思い出しつつ、懸命に秘所をこする茜。
 その指は、やがて果肉の中へも突っ込まれていた。
 くちゃ……くちゅ……。
「ひゃぁん……近崎さん……」
 茜の妄想の中で、その指の主は近崎だった。
 近崎は指を取り出すと、ズボンを下ろし、シンボルを取り出す。
 そこでハッと我に返り、妄想をかき消すと、茜は恥じるように枕へと顔を押し当てた。
「やだぁ……近崎さんにされちゃうところを想像しかけて……。あなた……衛一さん、ごめんなさい……」
 思わず衛一に謝る茜。
 来週には衛一が帰ってくる予定だ。
 茜は今度は衛一のことを頭に思い描き、自慰を再開した。


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