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淫らデッサンに疼く人妻
第10章 美雪と語らう茜
 翌週月曜日、茜は美雪と共に、いつものカフェにいた。
「おお~! すっごいじゃん!」
 茜の話を聞き、感嘆の声をあげる美雪。
 茜はこれまでの経緯を、順を追って美雪に話していたのだった。
 むろん、アトリエモデルでのあの出来事は除いて。
「でも、茜~。いきなりすぎない? まずは教室で十分に練習してから、アトリエのモデルになった方がいい気がするんだけど」
「え? それって逆じゃない? 教室でのモデルの方が、たくさんの生徒さんに身体を見られて、恥ずかしい気が……」
「全然、逆じゃないと思うけどな~。アトリエには更衣室もないでしょ?」
「ああ、うん……。それはね」
 たしかに、という風に茜は頷く。
 その点は茜も美雪の意見に同感で、教室でのモデル時のように、専用の更衣室を設けてほしいとは思っていた。
「それに……。まぁ色々と……」
 美雪の顔がどんどん真剣なものになってきたので、茜は興味をそそられる。
 何があっても、あっけらかんとしている美雪が、こういう真面目顔をする機会というのは、そうそうないことなので。
「色々と?」
 茜が先を促す。
 美雪は急に目を覚ましたような表情を見せ、「ううん、何でもない」と答えると、カフェオレを一口すすった。
 どこが元気がないな、と感じ、美雪を心配する茜。
「美雪は、アトリエでのモデル経験もいっぱいしてるの?」
「もっちろん!」
 美雪の元気がいつものものに戻っている。
 気のせいだったのかな、と茜は思い直した。
「その……。アトリエでのモデル、どんな感じだった?」
 恐る恐る尋ねる茜。
 ストレートに「触られたりした?」とは聞けず。
 茜と美雪は、相当仲が良いのだが、それにしても、そういった事柄をストレートに聞くのは、気まずくて出来なかった。
「描き手さんが、所長1人のときと、所長を含めて4人のときがあったかな。言うまでもないかもだけど、全員めちゃくちゃ絵が上手だよ。何度も作品を見せてもらってるけど、上手すぎて毎度びっくりだ~」
 明るく答え、カフェオレをすする美雪。
 茜としても、これ以上聞き出すことは不可能だった。
 美雪も同じような経験をしたのかどうか、すごく気にはなっていたのだが。
 すると、美雪が突然、話題を変えてきた。


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