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淫らデッサンに疼く人妻
第14章 茜、再びアトリエモデルに
今度は身体をずらし、本気で逃げ出す茜。
近崎としては、このリアクションが予想外だったようで、虚をつかれ呆然となった。
てっきり、「もう挿入できるはずだ。茜も嫌がらないに違いない」と踏んでいたのだろう。
あっという間に、茜はモデル台を下り、近崎から離れた場所へと逃げる。
両手でバストと股間を覆い隠しつつ。
「夫がいるので……それだけはダメです」
きっぱりと言う茜だったが、その口調からは決して憤怒や軽蔑は感じられない。
このこともまた、近崎を唖然とさせた。
恐らく、茜が逃げ出した時点で、怒られることや軽蔑されることを予想していたのだろう。
気を取り直し、動揺を押し隠して近崎が言った。
下着をズボンを元に戻しつつ。
「申し訳ないです、茜さん……。茜さんがあまりに魅力的で、我を忘れて暴走してしまいました……」
伏し目がちに言う近崎。
その様子に、茜の口調は輪をかけて優しくなる。
「いえ、そんな……。お顔を上げてください。きつい口調で言ってしまって、すみません。急なことで驚いてしまって……」
「茜さんが謝られることは何もございませんよ。悪いのは私ですから。さぞかし軽蔑なさったでしょう。改めまして……本当に申し訳ございません」
深々と頭を下げる近崎。
近崎としては、嫌がっている女性に無理やり何かをするような趣味がないため、心底後悔しているようだった。
美雪や佐夜香と事に及んだときも、必ず相手から「していいよ」や「してください」という同意の言葉を引き出してから、行っていたのだから。
近崎としては、このリアクションが予想外だったようで、虚をつかれ呆然となった。
てっきり、「もう挿入できるはずだ。茜も嫌がらないに違いない」と踏んでいたのだろう。
あっという間に、茜はモデル台を下り、近崎から離れた場所へと逃げる。
両手でバストと股間を覆い隠しつつ。
「夫がいるので……それだけはダメです」
きっぱりと言う茜だったが、その口調からは決して憤怒や軽蔑は感じられない。
このこともまた、近崎を唖然とさせた。
恐らく、茜が逃げ出した時点で、怒られることや軽蔑されることを予想していたのだろう。
気を取り直し、動揺を押し隠して近崎が言った。
下着をズボンを元に戻しつつ。
「申し訳ないです、茜さん……。茜さんがあまりに魅力的で、我を忘れて暴走してしまいました……」
伏し目がちに言う近崎。
その様子に、茜の口調は輪をかけて優しくなる。
「いえ、そんな……。お顔を上げてください。きつい口調で言ってしまって、すみません。急なことで驚いてしまって……」
「茜さんが謝られることは何もございませんよ。悪いのは私ですから。さぞかし軽蔑なさったでしょう。改めまして……本当に申し訳ございません」
深々と頭を下げる近崎。
近崎としては、嫌がっている女性に無理やり何かをするような趣味がないため、心底後悔しているようだった。
美雪や佐夜香と事に及んだときも、必ず相手から「していいよ」や「してください」という同意の言葉を引き出してから、行っていたのだから。