この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あたしに全部見せなさいっ!
第10章 あたしに全部見せなさいっ!
咎めるように言って、柚留は胸をガードするあたしの腕に、顔を寄せた。手首の辺りに唇を押しつけてくる。柔らかくて温かい唇の感触に、ぞくりとした。
唇は、押しつけたまま手の甲を辿って指の先までいくと、今度は指をすっぽりとくわえこんでしまった。
「んーっ」
ざらついた舌の感触に、肌が粟立つ。そのまま人差し指と中指と薬指、三本まとめてしゃぶる柚留。そうしながら上目遣いに見上げられて、あまりの艶っぽさに目眩がしそうだった。
「あ……う」
指を舐められてるだけなのに、ぞくぞくして止まらない。下着の中で、蜜がこぼれだしてるのがわかった。
ようやくくわえていた指を離してくれる。
「ピンク色、可愛い」
顔をあげた柚留に呟かれ、一瞬遅れてそれが何のことを言っているのかがわかった。ブラだ。