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ハーデース[短編]
第2章 ペルセポネー略奪事件勝手にストーリー化!

「まさか…そんな事信じられるワケがないでしょ!」
ゼウス達、他の兄弟と違い純真で心優しい性格であるハーデースがそんなことをするはずがないと考えたデーメーテールは、地上の事は何でも知っているとされる太陽神ヘーリオスに確認を求めに伺うことに決めました
オリュムポスからみて、東の地の果てに宮殿を持つヘーリオスの元に訪れたデーメーテールは
「ヘーリオス、私は知りたいのです。ヘカテーが教えてくれましたが私にはどうしてもあの心優しいハーデースが私の大切な娘を連れ去ったなどと考えられないのです」
ジッとヘーリオスの瞳を見つめ、言葉を待つデーメーテールにヘーリオスは静かに
「ゼウスが、ペルセポネーを后に迎えたいと言ったハーデースを唆し拉致させた」
と、言ったのだった
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追伸:デーメーテールが「母」を意味するのに対し、コレーは「若い娘」を意味する。
コレーはハーデースにさらわれ、その妃になってからペルセポネーと呼ばれるようになった
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