パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第53章 ふたりぐらし

「ここ、だね？」
「んっあ……そ、こ……は…」

思わず溢してしまった言葉を星くんは聞き逃さず、的確に私のイイところを突き始めた。
ぐちゅ、ぐちゅ、と泡立つ水音が部屋に響く。

「え、つこさ…締まる……んっ……イイ…すげぇ…」

星くんが眉間に皺を寄せて、余裕のない表情を見せる。
この表情、すごく、好き…
もっとその余裕を奪いたくて、少しだけ腰の動きを早くする。

「りゅ…う……くん…」

名前で呼ぶと、私を貫くそれの質量がふっと増したように感じた。

「や、お、おっきくしないで…」
「え、絵津子さんの所為だから…」

ぐじゅ、ぐじゅ、と先程よりも更に淫猥な水音が大きくなる。
大きな手で胸を揉みしだかれ、その先端だけを親指が弄り倒す。
もう限界だと言わんばかりに身体が小刻みに震える。

「ね、りゅ…っく…あっ、わ、私…もぅ…」
「お、俺も……」
「い、一緒に……」

限界を超えた先が怖くて、ぎゅっと星くんに抱きつく。

「え、絵津子さん…キ、ス……して？」

甘えるような声で強請られ、唇を合わせる。
その途端、電気のような激しい快感が体内を駆け巡った。