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俺はキミだけに恋をする
第1章 prologue
「成瀬」
ある日、部室で着替えをしていると、キャプテンの大野から声をかけられた。
「お前と一ノ瀬って付き合ってるのか?」
「………いや」
「でもいつも一緒にいるだろ?まぁ一ノ瀬がお前の世話焼いてるって感じだけど」
大野が笑った。
「………………」
「なぁ。1on1で賭けをしないか?」
大野は挑発的な目で俺を見た。
「……賭け?」
「そっ。俺が勝ったら一ノ瀬と距離を置け」
「なんでそんなこと?」
「わかるだろ?」
大野は笑った。