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第5章 episode 4『ホテルで責められて♡』

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手から涼の鼓動が伝わってきた。


………ホントだ。鼓動が早い。



涼が私の顎に手を添えて、上を向かせる。

目を閉じる暇もない、不意打ちのキス。



唇が離れると、すぐにまた近づいてきた。


今度は目を閉じて、涼のキスを受け入れる。



「…………ん」

すぐに深いキスへと変わり、身体が熱くなる。


バスルームに響く、キスの水音………。



「………はぁ……」

長いキスの後、息を吐くと涼が熱っぽい目で私を見ていた。




「………涼………もうのぼせそう………」


「……うん。あがろっか」



そして、涼に先に上がってもらって、私もバスルームを出た。