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My sweet☆Angel 〜恋に落ちた堕天使
第10章 X

神父から頼まれて急ぎ城へと戻ったイヴはマイヤーに事の成り行きを説明した
「ラファエル様がこんな時に見ず知らずの方をお招きして大丈夫なんだろうね」
「神父様がラファエル様の気晴らしになるだろうから是非に、って」
「神父様の紹介なら仕方ないね」
マイヤーはあまり気乗りしない様子だったが仕方無く小間使いを呼ぶと、客間を用意してルシフェル夫人をそこへ通すよう言い付けた
イヴはラファエルの元へ神父様の紹介状を届けた
「ラファエル様、神父様からの紹介状をお預かりして参りました」
「紹介状?」
「はい」
「神父の紹介なら城に泊めるのは構わないが…謁見は少し考えさせてくれ」
ラファエルは執事のジョセフを呼ぶと、失礼の無いよう持て成すよう言い付けた
「畏まりました」
ジョセフは恭しく一礼すると部屋を後にした

