この作品は18歳未満閲覧禁止です
Tears【涙】~神さまのくれた赤ん坊~
第4章 ♠ RoundⅢ(淫夢)♠
ヒーターが効いているはずなのに、俄に室内の温度が下がったような気がする。紗英子は思わず小刻みに身体を震わせ、慌てて上掛けを顎の上まで引き上げた。
その拍子に、上掛けが剥き出しになった乳房を掠めた。さんざん愛撫されて、敏感になった乳房の突起が布に触れる刺激にも、ぞくぞくする。
直輝によって火の点された身体はなかなか静まってくれない。そのこともまた今の紗英子には、やるせなさと哀しみをもたらした。