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Tears【涙】~神さまのくれた赤ん坊~
第5章 ♠RoundⅣ(踏み出した瞬間)♠
 昨夜、直輝はここで紗英子を求めてきた。骨太の手が紗英子のセーターをたくし上げ、荒々しく乳房を鷲掴みにし―。夫の口に胸の突起を吸われたときの感触を思い出し、乳房が重くなった。触れられてもいないのに、想像しただけで、突起がツンと立ち、ブラジャーに当たるのが判った。昨夜、一晩中、直輝に抱かれていた身体の芯は、まだかすかに欲望が燠火のようにくすぶっている。
 ブラに先端が当たっただけで、切ない吐息が洩れてしまうのもそのせいだ。
 夫に愛される妻。またもその言葉が頭をよぎり、紗英子は頬を赤らめた。ベランダとリビングはガラス戸一枚で繋がっている。リビングに戻ると、ソファに座り、何の気なしに液晶テレビのスイッチを入れた。
 特に意識せずにリモコンを弄っている中に、次々と場面が変わる。何度目かに出たのは民放のいかにも面白くなさそうな連ドラであった。今、売り出し中の若手女優だか何だか知らないが、とにかく演技が下手である。
 丁度、主演のその女優とこれは一応、若手の演技派として注目されているイケメン俳優の濡れ場真っ最中であった。
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