この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Tears【涙】~神さまのくれた赤ん坊~
第7章 ♦RoundⅥ(天使の舞い降りた日)♦
 そう、彼を取り戻して何がいけないというのだろう?
 有喜菜は清潔なタオルで顔を拭き、口許をぬぐった。再び自室に戻り、ベッドに座る。無造作に放り出されたメタリックピンクの携帯を取り上げ、ゆっくりと開いた。
 ネットに繋いで検索をかけると、N企画の電話番号はすぐに見つかった。かなり大手の会社だから、様々な部署に分かれているものの、直輝が営業に所属していることは知っている。
―N企画営業部営業課 ○○○―△△△―×××
 その番号を手慣れた様子で入力し、アドレス帳に記憶させる。
―ウシナッタカコヲトリモドシテ、ナニガワルイノ?
 もう一人の自分の声が頭の中でリフレインしている。有喜菜はふいに疲労感を憶え、携帯を傍らに置き、そのままベッドに突っ伏した。身体がひどく疲れやすくなっている。これもやはり妊娠の兆候だろう。
 有喜菜はやがて泥のような深い眠りの底に落ちていった。
/401ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ