この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Tears【涙】~神さまのくれた赤ん坊~
第8章 ♦RoundⅦ(再会)♦
 が、自分は有喜菜の友達というだけにすぎず、彼女に対してそんなことを考える権利も自由もないはずだ。
 直輝が想いに囚われていると、有喜菜は思いも掛けないことを言った。
「お腹の子どもの父親が誰だか知ったら、あなたも愕くわよ」
「それは、どういう意味なんだ? お腹の子の父親を俺が知っているということか?」
 直輝は勢い込んで言い、途中でハッとして努めて冷静な自分を保とうとした。
「もし、その男が俺の知り合いだというのなら、君さえ良ければ、名前を聞かせてくれないか? 余計なお節介なら良いんだが、仮にそいつがきちんと責任を取らないだなんて言い張っているのなら、俺から話して落とし前はつけさせるから」
 有喜菜はクスリと笑って、直輝を意味ありげに見た、
「この子の父親は、あなたよ」
 その瞬間、直輝はまたしても呼吸が止まった。全く、有喜菜は何度、自分を殺せば気が済むのか?
/401ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ