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Tears【涙】~神さまのくれた赤ん坊~
第9章 RoundⅧ(溺れる身体、心~罠~)♦
こんな快さを、自分は今まで知らなかった。
ふいに直輝が唇を塞ぎ、腰を動かし始めた。下から烈しく突き上げ、揺さぶられながら、淫らに舌を絡ませ合う口づけは延々と続く。時には舌を強く吸い上げられ、咬まれる。
上からも下からも妖しい水音が響き渡り、それは有喜菜の耳にさえ何とも淫猥に聞こえた。いつしか直輝自身から滲み出た液と有喜菜の内奥から溢れ出てくる蜜液とが混じり合い、ピチャピチャと音を立てている。二人が繋がった部分は互いから溢れ出てくる液にまみれ、しとどに濡れていた。
達したばかりの有喜菜の内奥は歓んで直輝の剛直を受け容れ、締め上げる。
「くっ、有喜菜。そんなに締め上げたら、俺の方が保たない―」
直輝が呟き終わらない中に、有喜菜の瞼で極彩色の光が舞い踊った。一度目のときとは比べものにならないほどの大きな絶頂の波が訪れ、有喜菜は自分が官能の焔に灼き尽くされるのを自覚した。
ふいに直輝が唇を塞ぎ、腰を動かし始めた。下から烈しく突き上げ、揺さぶられながら、淫らに舌を絡ませ合う口づけは延々と続く。時には舌を強く吸い上げられ、咬まれる。
上からも下からも妖しい水音が響き渡り、それは有喜菜の耳にさえ何とも淫猥に聞こえた。いつしか直輝自身から滲み出た液と有喜菜の内奥から溢れ出てくる蜜液とが混じり合い、ピチャピチャと音を立てている。二人が繋がった部分は互いから溢れ出てくる液にまみれ、しとどに濡れていた。
達したばかりの有喜菜の内奥は歓んで直輝の剛直を受け容れ、締め上げる。
「くっ、有喜菜。そんなに締め上げたら、俺の方が保たない―」
直輝が呟き終わらない中に、有喜菜の瞼で極彩色の光が舞い踊った。一度目のときとは比べものにならないほどの大きな絶頂の波が訪れ、有喜菜は自分が官能の焔に灼き尽くされるのを自覚した。