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Tears【涙】~神さまのくれた赤ん坊~
第10章 ♦RoundⅧ 予知夢~黒い霧~♦
 有喜菜のことを考えている中に、紗英子の胸に苦いものが込み上げてきた。
 幼いときからの恋人であり、やがて夫となった大切な直輝についた小さな嘘。
 あれは確か、中二になったばかりの頃。それまで同じクラスだった直輝と有喜菜が離ればなれになり、入れかわるように紗英子と直輝が同じクラスになった。有喜菜から中一のときに紹介されて以来、紗英子は直輝にずっと憧れていた。
 でも、直輝はいつも有喜菜とくっついていて、二人の間に紗英子の入る余地はなかった。もちろん、当時、直輝と有喜菜はカップルというわけでもなく、付き合っていたわけでもない。
 二人がつるんでいる様子は、どこから見ても男の子同士の無邪気な友情に見えた。だが、紗英子はそれが気に入らなかった。
 中二になって同じクラスになってからというもの、紗英子は積極的に直輝にアプローチしていった。
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