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愛玩寵姫 - Dream Dolls - 茉奈
第7章 ■お屋敷へ…
「次の客は、いつだ?」
慎弥が先程までとは打って変わった冷たい声で、洸弥に問う。
「今日来る。三住財閥の夫人と部下だ」
「ーー慣らしたのか」
「ああ。だいぶ、ね」
「何て呼んでるんだ?彼女たちは」
「オーキッドクラブ」
「蘭の会、か。卑猥に花開く女達にはちょうどいい」
慎弥は冷たく笑うと、白衣のポケットに手を入れて、戸棚を開けた。
戸棚の奥には、人が1人通れる程のドアがあった。
「そろそろ堕ちそうか?蘭の花は」
笑いながら、慎弥は楽しそうにドアを開ける。
「夫人の部下…役員の妻の1人が喋りそうだ」
「今日の薬はどうする」
「いつものヤツから、少し催眠作用があるものに徐々に変えてくれ。その後、ターゲットに絞って、強いのを。」
「分かった。準備しておくよ。コウ。」
そう言って、慎弥が地下に降りようとしたその時
ーー ヴーッ!ヴーッ!
慎弥の携帯が鳴る。
「親父だ。」
慎弥はつまらなさそうにそう言い捨てると、突然、とろけるような優しい、柔らかな笑みへと表情を変えて、言った。
「さぁ、洸弥。迎えに行こうか。お姫様を。」
洸弥は兄の顔を、苦い顔で見つめていた。
慎弥が先程までとは打って変わった冷たい声で、洸弥に問う。
「今日来る。三住財閥の夫人と部下だ」
「ーー慣らしたのか」
「ああ。だいぶ、ね」
「何て呼んでるんだ?彼女たちは」
「オーキッドクラブ」
「蘭の会、か。卑猥に花開く女達にはちょうどいい」
慎弥は冷たく笑うと、白衣のポケットに手を入れて、戸棚を開けた。
戸棚の奥には、人が1人通れる程のドアがあった。
「そろそろ堕ちそうか?蘭の花は」
笑いながら、慎弥は楽しそうにドアを開ける。
「夫人の部下…役員の妻の1人が喋りそうだ」
「今日の薬はどうする」
「いつものヤツから、少し催眠作用があるものに徐々に変えてくれ。その後、ターゲットに絞って、強いのを。」
「分かった。準備しておくよ。コウ。」
そう言って、慎弥が地下に降りようとしたその時
ーー ヴーッ!ヴーッ!
慎弥の携帯が鳴る。
「親父だ。」
慎弥はつまらなさそうにそう言い捨てると、突然、とろけるような優しい、柔らかな笑みへと表情を変えて、言った。
「さぁ、洸弥。迎えに行こうか。お姫様を。」
洸弥は兄の顔を、苦い顔で見つめていた。