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スケベ爺ゼウスの女の尻を追いかける旅
第3章 二番目の妻テミス
そんな経緯でゼウスが傲慢になった古い人間を大洪水で滅ぼし、新しい人間と神を区別しようと考えた際、プロメーテウスはその役割を自分に任せて欲しいと懇願し了承を得た。



プロメーテウスは大きな牛を殺して二つに分け、一方は肉と内臓を食べられない皮に隠して胃袋に入れ、もう一方は骨の周りに脂身を巻きつけて美味しそうに見せた。



そしてプロメーテウスはゼウスを呼ぶと、どちらかを神々の取り分として選ぶよう求めた。


プロメーテウスはゼウスが美味しそうに見える脂身に巻かれた骨を選び、人間の取り分が美味しくて栄養のある肉や内臓になるように計画していた。



だが、ゼウスはプロメーテウスの考えを見抜き、不死の神々にふさわしい腐る事のない骨を選んだ(このくだりには異説があり、ゼウスは騙されて脂身に包まれた骨を選んでしまい、怒って人類に死を与え、人類から火を取り上げたとする)。



この時から人間は、肉や内臓のように死ねばすぐに腐ってなくなってしまう運命を持つようになったとされている。



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