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第2章 ゼウスの最初の妻メーティス

3000人いるというオーケアノス(海神。ウーラノスとガイヤの息子でティーターン一族の長兄)とテーテュース(同じティーターン一族の女神)の娘オーケアニデス(大洋の娘)の1人であり、ティーターン神族に数えられる。


その名は知恵の女神『メーティス』



「今日でゼウス。あなたは成人しました」


ある日、ゼウスの母レアーがゼウスにその事実を告げる


「そうか、ようやく時が来た。そしてそれを実行しようと思う。なぁメーティス？」

以前からゼウスは父クロノスに飲み込まれた兄姉達を助けるために計画を持ちかけられていたメーティス


「はい。準備は整っております」


「なんの準備ですか？ゼウス、母に説明なさい」


何も知らされてないゼウスの母レアーは息子であるゼウスに問いかける


「クロノスに飲み込まれた兄姉を助ける」


「…そうですか…それなら母も手伝います」


「いいだろう。それでメーティス、嘔吐薬は出来ているな？」


「もちろんでございます。私が作りました」


「今夜、計画通りにするぞ。やれ、メーティス！」


ゼウスの言葉と共にメーティスは予定通りの作業を始めるのであった