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真夜中の贈り物
第2章 教官は世界の果ての 前篇
気になったけれど、女性にいきなり歳を尋ねるのもなんだしな……。
「いいえ、いいんです。ボク、月神太陽っていいます。お月様の月に、神様の神……太陽はおてんとう様の太陽……」
「素敵な名前ですね! でも、おっかしい! なになに様のっていうのばっかり」
彼女がころころ笑う。
笑う様子だけ見れば年相応……というか、外見相応だ。
どっちが本当の彼女なんだろう。
「アハ、可笑しいですよね……アハ、アハハハハ」
俺もつられて笑ってしまった。
「私はハテシマ・ハルカ」
「ハテシマ?」
漢字が思い浮かばなかった。
「成果の果、果物の果、結果の果、世界の果ての果……それにフツーの島でハテシマよ」
「果、果、果って、どれかひとつでいいんじゃない?」
「ふふっ、そうね! じゃあ、好きなのを選んで」
「いいえ、いいんです。ボク、月神太陽っていいます。お月様の月に、神様の神……太陽はおてんとう様の太陽……」
「素敵な名前ですね! でも、おっかしい! なになに様のっていうのばっかり」
彼女がころころ笑う。
笑う様子だけ見れば年相応……というか、外見相応だ。
どっちが本当の彼女なんだろう。
「アハ、可笑しいですよね……アハ、アハハハハ」
俺もつられて笑ってしまった。
「私はハテシマ・ハルカ」
「ハテシマ?」
漢字が思い浮かばなかった。
「成果の果、果物の果、結果の果、世界の果ての果……それにフツーの島でハテシマよ」
「果、果、果って、どれかひとつでいいんじゃない?」
「ふふっ、そうね! じゃあ、好きなのを選んで」