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真夜中の贈り物
第9章 クレヴァスガーデンの淫らな花壇 後編
「キオ、今助けるから!」

 宙吊りにされているキオに向かってエヌフィーヌが杖を構え直す。

「ズィーカ・ドゥイーガ・ソルテマテスラ……」

 呪言。
 魔法ならば、頭上高くに囚われたキオを助け出せる。

「……そうはさせるかじゃがっ!」

 ジャガマルが花手裏剣を放つ。

 敏捷が身上の剣士キオと違い、体術の心得などなかろう魔法使いが相手。

 忍者の修練の技に対抗できるはずもなく、手裏剣はエヌフィーヌの眉間に命中……するかに思えたのだが、すり抜けてしまった。

「……ゲロッ!?」

「……偽物(フェイク)よ。見せかけの魔術……」

 なんとエヌフィーヌが七人に増えているではないか!

 女魔導士の呪文はキオを直接救出する為のものではなかったのだ。

 まずは邪魔者であるジャガマルを攪乱する。
 それが目的。そのための七つ身分身であった。
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