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真夜中の贈り物
第2章 教官は世界の果ての 前篇
※ ※ ※
とんでもない話。
それは、俺にパロットになって欲しいという要請だった。
パイロットといっても飛行機じゃない。
いや、飛行機の操縦士になれと言われてもびっくりしただろうが……それどころではなかった。
巨大人型兵器――平たく言えば巨大ロボに乗れというのだ。
そして、地上を蹂躙している宇宙からの侵略者たちと戦えと。
女医ではなく、博士と名乗ったその女性――星宮ユリカにそう切り出されたときは、絶句し、何度も何度も問い直してしまった。
しかし、どうやら間違いはない。
だが、もともと配属先の話だと思って来ていた俺は、落ち着きを取り戻した後、結局その要請に応じる書類にサインしていた。
考えてみれば同じことだ。
俺は、俺に出来ることで人類の明日のために貢献できればそれでいい。
そして今、マスターウェアと呼ばれるパイロット用のジャンプスーツに着替えて、色々な機械と測定器らしきものが並べられている研究室に俺はいた。
とんでもない話。
それは、俺にパロットになって欲しいという要請だった。
パイロットといっても飛行機じゃない。
いや、飛行機の操縦士になれと言われてもびっくりしただろうが……それどころではなかった。
巨大人型兵器――平たく言えば巨大ロボに乗れというのだ。
そして、地上を蹂躙している宇宙からの侵略者たちと戦えと。
女医ではなく、博士と名乗ったその女性――星宮ユリカにそう切り出されたときは、絶句し、何度も何度も問い直してしまった。
しかし、どうやら間違いはない。
だが、もともと配属先の話だと思って来ていた俺は、落ち着きを取り戻した後、結局その要請に応じる書類にサインしていた。
考えてみれば同じことだ。
俺は、俺に出来ることで人類の明日のために貢献できればそれでいい。
そして今、マスターウェアと呼ばれるパイロット用のジャンプスーツに着替えて、色々な機械と測定器らしきものが並べられている研究室に俺はいた。