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真夜中の贈り物
第10章 朝恋っ!
嫌だと思った瞬間、一番嫌っている男の顔を想像してしまった。
アイスホッケー部の監督、鬼岳だ。
いやらしい目つきで自分たちの体を眺めまわす中年男。
そして、胸の蕾をしゃぶっているのは亮太なのに、鬼岳が……鬼岳に押し倒されて襲われ、そうなっている自分を想像してしまう。
嫌なはずなのに。
あり得ないのに。
じゅんっと潤みを増し下腹が、いっそう熱く火照り出す。
(ああ……嘘……私、監督で……こんな風に!)
そんなこと、口が裂けても誰にも言えない。
(……亮太のせいよ!)
「馬鹿あっ……亮太の馬鹿っ! 嫌いっ! そんなこと言うの嫌っ……」
こんなに気持ちいいのに、愛されている最中なのに。
切なくなって、哀しくなって、雪希は寂しい声を漏らした。
「馬鹿だな……雪希。俺がそんなことさせねえよ、誰にも」
そう言って、亮太が雪希の脚からパンティを完全に抜き取る。