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真夜中の贈り物
第10章 朝恋っ!

 そのまま抜かずに絡みつかせたままのTシャツを、雪希の腕ごと背中へと回した亮太は形勢逆転の笑みを浮かべて雪希を押し、その白い乳房に咲いた桜色の新芽を鑑賞する。

「……雪希、お前どっちかっていうとMなんだから、似合わない事言ってんじゃねぇよ」

「え……私、Mなんかじゃ……」

「そうか? じゃあなんで乳首立ってるの? 可愛らしいポッチがコリッコリに尖ってるよ? めっちゃいやらしい眺めだぜ……こうされて感じちゃってんだろ? 身動きできなくされてするの……好きなんだろ」

 体の後ろに回された腕。
 隠す事の出来ない、はだけられた形良い乳房。

 そこに亮太の唇が覆いかぶさる……

「ひうっ! アアッ……いや……ぁっ……オッパイ……か、感じるっ!」

「雪希こそ、想像してみろよ。他の誰かに犯されてるってさ……」

(亮太以外の誰かにこんなこと……?)

 嫌だ。
 絶対に……。

 なのに、

(ああっ……そ、それなのにっ……どうして!)
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