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真夜中の贈り物
第11章 マタニティー・リターナー
氷堂グループ。
かつて咲良が所属した氷華女子大学、そしてキョージの通っていた氷裂高校は、ともに学校法人氷堂学園として、氷堂グループの経営する学校であった。
その理事長の企み――学園の女子アスリートたちを性奴に仕立てて、後援者らに提供し政財界の協力な後ろ盾を得る――の犠牲となった咲良は、「スレイブ・プレイ・プロジェクト」と呼ばれたその計画の通りに、学生から愛奴へと身を堕とした。
キョージは……そして彼の双子の兄であるキョーイチも、咲良たち罪なき女子アスリートを手籠めにした理事長の手先だった。
「咲良……もっと、いい声を聞かせてやんないと……」
「あ……」
キョージの手が、重ねた咲良の手を下のほうへといざなう。
せり出したお腹を覆うショーツをゆっくりと降ろしながら、向かう先は男と女が出会う場所。
くちゅ……