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真夜中の贈り物
第12章 肉奴隷妻 雪希
「淫らな……言葉……?」
雪希は訝しんだ。
そんなもの。
もう何度だって言わされているではないか。
オマンコ、オチンポ、ザメーン……
さんざん直接的な表現で行為を口にさせられてきた。
(う……思い返しただけで……)
びちゃり、と股が濡れを増す。
「なんだ今更そんなことって顔してるな……甘ぇな……そんなことだから、お前らはいつまでたっても一人前の肉奴隷になれねえんだ!」
鬼岳は雪希に向かって手招きをした。
「氷室ぉ……前へ出ろ。お前は俺様の肉奴隷妻だ。妻らしくエロい言葉でご主人様を満足させる手本を見せてみろ」
(私が……み、みんなの前で……!)
チームメイトたちの見守る前でどんな恥辱の台詞を吐かされるのか。
躊躇する雪希だったが、鬼岳の命令には絶対服従だ。
快楽を通して躾けられた肉体が精神の逡巡を無視して反応する。
「は……はい……」
差し招かれるままに歩み出る。
一歩踏み出してしまえば氷の上を滑ってしまうスケートシューズの恨めしさ。
それはまるで性の浅ましい欲望に堕ちた自分達を暗示しているかのようだ。