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真夜中の贈り物
第13章 童貞コロシアム
異常な姿、ヘルメットもない、ノーユニフォームであるにもかかわらず、それひとつで何の競技かをわからせることができるアイスホッケー特有の道具である。
そう、彼女はちょうどユニフォームだけを脱がせたアイスホッケーの選手の姿をしていた。グローブ、シューズ、スティック……そしてぶらりと垂れ下がった尻尾。
「なっ……なんだ、その格好は!」
アイスホッケーは尻尾などを生やして競技をするものではないはずだ。
もちろん、裸でするスポーツでもないのだが……
彼女の美しい裸身の臀部から、小悪魔のようにブラさがったソレは、裸以上に異常で、そして何か淫猥なインパクトがあった。
A……AH……NNNH!
艶めいた声。
それが目の前のこの美少女の大きく開かれた口から発せられたものだと一瞬わからなかった。
「会長さん……素敵……ああ、食べちゃっていいのね……もう……雪希の好きにしていいのね……」
その妖艶な、ピンクの発情色となった瞳が自分の体に視線を注ぐ。
まるで罠にかかった獲物を前にした狩人のように。