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真夜中の贈り物
第13章 童貞コロシアム
初めての体験。
陽太郎とて朴念仁ではない。女体に対する憧れは普通に持っている。
ただ、それをあからさまにするような下品な行為は慎むべきことと思っているだけだ。
だが、どうだろう、目の前の、自分を押し倒すこの女のあからさまなことは。
そして、不思議な事にこれだけ淫らな振る舞いをしているクセに、彼女にはどこか……哀しい清楚さがあった。
陽太郎の口の中で、柔らかな部分と、少しだけ硬い弾力に富んだ部分とが入り混じる。
「アッ……アアンッ! お口の中で……しゃぶられて……ちっ……乳首勃っちゃう……雪希のお乳、先っちょ尖っちゃってるううぅっ!」
大声で叫ぶ雪希。
スタンドの歓声がひときわ大きくなる。
「いいぞおっ! 陽太郎~!」
「やるじゃねーか! 会長は童貞でも、やっぱレベルが違うぜ!」
嘲りともつかぬ酷い歓声が飛び交った。
そして、雪希は押し付けていた体を起こすと今度は陽太郎の下半身に手を伸ばす。
「うふ……おっきくしてくれたのね……雪希で……雪希で大きくなったのよね……このサクランボ」
「アウッ……」
軽く触れられただけで、陽太郎はビクンッと背を仰け反らして反応してしまった。