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真夜中の贈り物
第13章 童貞コロシアム

「オナニーなんかしているの? 生徒会長なのに、自分でしているの?」

 雪希が責めを強める。
 肉をかすめて上下する摩擦が激しくなる。

「アアアッ! は、はいっ! しています! 生徒会長なのに……アアッ! オ、オナニーしているんですっ!」

「何回!? 一日何回しているの!」

「あはあああっ! 一回っ……」

「嘘おっしゃい!」

 ギュウッと強く握り締められて陽太郎は根を上げた。

「あああっ! すいませんっ! に、二回するときもあります! 勉強の合間と……寝る前とでっ……ああっ! で、でも……っ、これはっ! これはそれより気持ち良いっ! アアッ……アアアアッ!」

 言わされた。
 しかも、皆に聞こえるほどの大きな声で。

 自分の声がまるで自分のものでないように耳に届く。

 そして遅れてやって来た羞恥が陽太郎の肉を焦がす。

(ぼ……僕は何て事を……!)

「今の叫び声録音しといたからなー!」

「俺も! クラスの女子に売ったらいくらぐらいになるかな!?」

 観客たちがやんやの大喝采だ。
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