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真夜中の贈り物
第13章 童貞コロシアム
「ご褒美をあげるわ……」
雪希が体の上で向きを変え、陽太郎のズボンを降ろし始めた。
ベルトを外すカチャカチャという金属音。
ふわりと股間が軽くなり、ブリーフ越しにサアッと冷気が流れ込む。
「おっきぃ……素敵……」
雪希の賛美。
(あ……ああっ……僕は……どうされてしまうんだ……このままどうなってしまうんだ……?)
さんざん嬲られた快楽に抵抗する力の湧きあがらぬまま、されるがままとなっている陽太郎。
そこへ冬馬のマイク越しの声。
「ハハハ……だらしないですね、会長。いや、イチモツの事じゃありませんよ。アソコは立派だ。会長の名に恥じぬ……という奴ですね。でも、そのままじゃ雪希ちゃんにサクッと抜かれちゃいますよ。そしたら僕らの奴隷になってもらいますからね」
と、今初めて口にする勝手な条件をつきつける。
しかし、陽太郎の快楽に痺れた頭脳は論理的な判断を下せる状態にはなかった。
「……でも、これではちょっとフェアじゃないかなとも思うので、会長にヒントを上げましょう」
(ヒン……ト? 何の事だ……?)
冬馬の言葉に、かすかに反応する。