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真夜中の贈り物
第16章 ボイストレーニング
「フフ、いいんだよ。さあ、もう一度、身体の力を抜いて大きく息を吸って……」
鏡花はすでに両方の手で亜優の乳房を囲むようにしてしまっている。
これも指導?
すぅ……。
意図が読めないまま、亜優は言われた通りに息を吸った。少しでも鏡花の手に自分の乳房が触れないように。
「あ……!」
すると、さっきよりも大きく深く息を吸うことができた。しかも、お腹を使って、横隔膜を下げて肺を膨らませたという感覚がずっとハッキリとわかる。
(そっか……胸に触られないようにって思ったから……身体が無意識にお腹のほうで肺を動かそうとしたんだわ)
やっぱり鏡花は凄い、と亜優は感動した。脚本を書くだけでなく、こういう指導もできてしまうなんて。自分も上級生になったときには、こうして頼りになる先輩でありたい。
しかし、胸に触れるか触れぬかぐらいだった鏡花の手が、そのまま亜優の胸に沈んだ。
鏡花はすでに両方の手で亜優の乳房を囲むようにしてしまっている。
これも指導?
すぅ……。
意図が読めないまま、亜優は言われた通りに息を吸った。少しでも鏡花の手に自分の乳房が触れないように。
「あ……!」
すると、さっきよりも大きく深く息を吸うことができた。しかも、お腹を使って、横隔膜を下げて肺を膨らませたという感覚がずっとハッキリとわかる。
(そっか……胸に触られないようにって思ったから……身体が無意識にお腹のほうで肺を動かそうとしたんだわ)
やっぱり鏡花は凄い、と亜優は感動した。脚本を書くだけでなく、こういう指導もできてしまうなんて。自分も上級生になったときには、こうして頼りになる先輩でありたい。
しかし、胸に触れるか触れぬかぐらいだった鏡花の手が、そのまま亜優の胸に沈んだ。