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真夜中の贈り物
第16章 ボイストレーニング
お腹の上にあった彼女の手が、もっと下の位置へと滑る。
「あっ……せ、先輩……そこ……」
何をされるのかと慌てた声を出す。
しかし、鏡花はいたって平静だった。
「女性は、男性と比べると腹式呼吸が苦手と言われるが、何故だかわかるかな……」
亜優の足の付け根へと接近していくしなやかな指先。
「え……あ、あのっ……先輩!?」
「フフッ……それは、子宮があるからだよ……」
鏡花の手が動きを止めた。それが子宮の位置だろうか、おへそよりずっと下の、他人に触れられると非常に気になる部分に優しく指を這わせ広げた形で。
「んっ……あっ……そ、そこ……?」
「そう、キミの子宮……」
手を当てたまま鏡花が覆いかぶさるように、亜優に顔を近づける。
「……横隔膜でここを圧迫しないように、女の身体は胸式呼吸を自然と身につけてしまうんだ……」
亜優の下腹を撫ぜ始める手。そしてもう一方の手が、ふわりと胸の上にかぶせられる。
「あんっ……先輩っ……!」
「大丈夫……意識すれば女性でも腹式呼吸は問題なく身につくよ」
「そっ、そうじゃなくて……あっ、あの……手が……胸……」
「あっ……せ、先輩……そこ……」
何をされるのかと慌てた声を出す。
しかし、鏡花はいたって平静だった。
「女性は、男性と比べると腹式呼吸が苦手と言われるが、何故だかわかるかな……」
亜優の足の付け根へと接近していくしなやかな指先。
「え……あ、あのっ……先輩!?」
「フフッ……それは、子宮があるからだよ……」
鏡花の手が動きを止めた。それが子宮の位置だろうか、おへそよりずっと下の、他人に触れられると非常に気になる部分に優しく指を這わせ広げた形で。
「んっ……あっ……そ、そこ……?」
「そう、キミの子宮……」
手を当てたまま鏡花が覆いかぶさるように、亜優に顔を近づける。
「……横隔膜でここを圧迫しないように、女の身体は胸式呼吸を自然と身につけてしまうんだ……」
亜優の下腹を撫ぜ始める手。そしてもう一方の手が、ふわりと胸の上にかぶせられる。
「あんっ……先輩っ……!」
「大丈夫……意識すれば女性でも腹式呼吸は問題なく身につくよ」
「そっ、そうじゃなくて……あっ、あの……手が……胸……」