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第4章 迷える心

「そうでしたか。いやあ〜お綺麗な方だ」



「まあ、お上手」




よくもまあそんな恥ずかしいセリフをサラッと言えるわね。




まあ、綺麗なのは当然よね。



美桜子のために、毎日美容には気を付けているもの。



毎週恒例のように見知らぬ男性とお見合いをさせられた私には。



そんなこと言われても、簡単には靡かないわよ？