この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
場所も時間も関係ない!
第1章 初めまして、変態さん【完】

息が苦しい。
謙二さんの手のひらが
私の口を塞ぐから
呼吸がしにくい。
ズルッと私の胎内から
謙二さんは出て行った。
それと同時に解放される
私の体。
全身の力が抜けた私は
その場に座り込んでしまう。
肩で一生懸命、呼吸を
繰り返し落ち着かせると
後ろを振り返った。
謙二さんの姿がない。
そして、辺りを見渡して
私は現実に引き戻された。
そうだ、ここは帰宅ラッシュの
乗客で埋め尽くされた電車内。
こんな状況で私は、
謙二さんとエッチした…。

