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場所も時間も関係ない!
第2章 ようこそ、変態さん。
彼が入室したのを
確認して、
私は鞄の中から
クリアファイルを取り出した。
隣に彼が座る。
書類を一枚取り出して
彼に差し出した。
「早速、仕事?」
彼はそれを眺めながら
小さく息を吐く。
「決まりだから」
私は短く返事をして
彼にボールペンを渡す。
すぐにサインをしてくれた。
そして、ズボンのポケットから
取り出したのは財布。
書類の内容を再び確認しながら
今回の請求額を支払う。
そう、私たちの会社は
前払いなのだ。
逃げられても困るし。
まあ、他にも理由は
あるかもしれないけど。