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恋花火
第21章 だって好きだから
陸先輩に優しく見つめられていると思ったら、揺れた瞳


瞬時に重なった唇からは、陸先輩の欲情が読み取れた。


私の場合は目でわかるのならば、陸先輩はきっと唇だ。


重なった唇は冷たいのに


秘めた熱さが伝わってくる。


角度を変えながら交わる舌。


時折唇が離れる一瞬だけ、ヒュッと冷たい空気が唇を掠める。


「……色々、勝手に不安になっちゃってごめんなさい。」

「まだ謝ってるし 笑」

「だって……」

「お互い様だよ。俺だって不安になってたしね。」


でももう大丈夫だから____


再び重なった唇は、私にそう伝えてくれる。


ベッドに組み敷かれて、見上げた陸先輩は男の顔をしている。


早く


今すぐに抱いてほしい


私は陸先輩の頬に手を添え、引き寄せた。


勘のいい陸先輩だから、もうきっと私の本当の姿には気付いているはず


すごくエッチで


そして淫らな私のことを


「あっ……!」


服の下に手を入れ胸を揉みしだかれて、もうそれだけで蜜が溢れ出る。


陸先輩の手はゆっくりと脇の下から乳房にかけて撫で回す。


「なんですかそのテクニック……」

「気持ちいいかなーと思ってやってるだけ」

「もう…気持ちいいです…」


気持ちよすぎて勝手に感想を述べてしまう。笑


制服の上を脱がされ、ブラジャー姿になった。


かろうじて出来る小さな胸の谷間に陸先輩は舌を這わせ、ゾクゾクと快感が走る。



ブラのホックが外され、前回はここで海君が登場したため中断となった。


なので今、初めて陸先輩に乳首を見られた。


なんだかものすごく恥ずかしい。


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