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恋花火
第14章 My darling
「38度5分…」
タケルをなだめるために体力使ったせい?
それとも…陸先輩の愛による知恵熱?
どちらのせいかわからないけど、文化祭当日に高熱が出た。
午前中は頑張ってお化け役をこなしたけれど、どんどん熱は上がり、身体中の至る所から湯気が出そうになって保健室へ。
熱を測ると、意外と高熱……
「松下さん、誰かおうちの人に連絡つくかな?」
「大丈夫です…。もうちょっとしたら自力で帰れます。」
「でも……」
「いざとなったら祖父に連絡するので、大丈夫です。」
そう言うと保健室の先生は安堵して、会議へと行ってしまった。
自力で帰れますと言ったものの…、結構しんどい。
呼吸はいつもよりしずらいし、頭も痛い。
今日の文化祭は、陸先輩と回れるかなって楽しみにしてたのにな……。
目を瞑ると、全身が心臓になったみたいにドクドクしているのがわかる。
私このまま死ぬんじゃ…?そんなのやだ…
陸先輩と恋人になったばっかで、まだあんな事もこんな事もしてないのに
一緒に行きたい所もたくさんあるのに……
考えたいたら悲しくて寂しくて、苦しくて
ツーッと涙が溢れた。
タケルをなだめるために体力使ったせい?
それとも…陸先輩の愛による知恵熱?
どちらのせいかわからないけど、文化祭当日に高熱が出た。
午前中は頑張ってお化け役をこなしたけれど、どんどん熱は上がり、身体中の至る所から湯気が出そうになって保健室へ。
熱を測ると、意外と高熱……
「松下さん、誰かおうちの人に連絡つくかな?」
「大丈夫です…。もうちょっとしたら自力で帰れます。」
「でも……」
「いざとなったら祖父に連絡するので、大丈夫です。」
そう言うと保健室の先生は安堵して、会議へと行ってしまった。
自力で帰れますと言ったものの…、結構しんどい。
呼吸はいつもよりしずらいし、頭も痛い。
今日の文化祭は、陸先輩と回れるかなって楽しみにしてたのにな……。
目を瞑ると、全身が心臓になったみたいにドクドクしているのがわかる。
私このまま死ぬんじゃ…?そんなのやだ…
陸先輩と恋人になったばっかで、まだあんな事もこんな事もしてないのに
一緒に行きたい所もたくさんあるのに……
考えたいたら悲しくて寂しくて、苦しくて
ツーッと涙が溢れた。