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誰のもの⁉︎
第20章 2人の時間
落ち着け……。落ち着いて話さないと……。

そんな事を考えながら 自宅のドアを開けた。
未唯を押し込んでドアを閉める。

落ち着け……。落ち着け……。

「ここは?」

「俺の自宅……。」

スリッパを未唯に出す。

「あがって。」

「ごめんなさい。私……。」

「無理矢理連れてきてゴメン。でも、話がしたい。」

未唯は頷いて 部屋にあがった。

「そこら辺に座って。コーヒーでいいか?」

キッチンにコーヒーを淹れに行くと、未唯はソファーに座って 下を向いていた。

「はい。ミルクと砂糖は?」

首を横に振るだけだった。

ふぅ〜〜。

「未唯、聞いていい?」

ゆっくり頷いた。

「常務の所に行くつもりだった?」

頷く。

「やり直すつもりで?」

ビックリした顔で 首を横に振った。

「じゃぁ、どうして行こうと思った?」

「だって!だっ…て……。」

涙を流して やっと俺を見た。

「ゆっくりでいい。ちゃんと話して。」

頷いて、続ける。

「私のせいで 浩隆さんが不幸になったんだよ。私と会って文代と……。私と会わなければ こんな事にはならなかった…。だから……。」

震える未唯の手を 握り未唯の目を見た。

「だから?いい、常務さんは未唯と会って不幸とは思ってないと思う。俺もそうだけど……。幸せだったと思うよ。
さっきの女の事は未唯のせいじゃない。関係を持った常務さんのせいだよ。」

涙を流しながら 俺の肩に寄りかかった。
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