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Complex
第5章 居所
二時間はそうしていただろうか。
すっかりペースを戻して友香は体を動かすことの意味を知った。
「綾瀬さん」
クールダウンのストレッチをしながら、友香は近くで膝を伸ばしている綾瀬に告げる。
「この後、まだ空いてますか?」
「今日は1日空いてるけど?」
「お話したいことが、あるんです」
その言葉に綾瀬は黙って頷くだけだった。
今の関係はベストだ。
当たり前のようにいたわってくれる、支えてくれる。
今から私が告白することで、この関係は終わるだろう。
それが吉と出るのか凶と出るのか。
わからないけれど。
これ以上自分の気持ちを抑えたまま綾瀬に向かい合うことなんてできない。
終わってしまってもいい。
とにかく、聞いてほしい。
ジムから出ると、2人はそのまま近くの喫茶店へ入った。
友香の、勝負の時だ。
すっかりペースを戻して友香は体を動かすことの意味を知った。
「綾瀬さん」
クールダウンのストレッチをしながら、友香は近くで膝を伸ばしている綾瀬に告げる。
「この後、まだ空いてますか?」
「今日は1日空いてるけど?」
「お話したいことが、あるんです」
その言葉に綾瀬は黙って頷くだけだった。
今の関係はベストだ。
当たり前のようにいたわってくれる、支えてくれる。
今から私が告白することで、この関係は終わるだろう。
それが吉と出るのか凶と出るのか。
わからないけれど。
これ以上自分の気持ちを抑えたまま綾瀬に向かい合うことなんてできない。
終わってしまってもいい。
とにかく、聞いてほしい。
ジムから出ると、2人はそのまま近くの喫茶店へ入った。
友香の、勝負の時だ。