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Complex
第3章 変化
友香は自宅に戻ると、急いでクローゼットを開ける。
突然のお誘い。
もう少ししたら、綾瀬が迎えに来るはずだ。
急がなければ。
出かけるにはあまりにも雑な服装と、やはり車を出したがる綾瀬の意見で、一度家に帰ってきた。
結局この日は、ジーパンにゆったりした白のカットソー。
少し肩が開いているので、あえて見えるように黒のキャミソールを着た。
うん、大丈夫。
姿見に映る自分に納得する。
なんとなく、男と意識しているのを悟られたくないような気分で、スカートには手を伸ばせなかった。
その代わりに、いつもはしないアイラインまで描き、念入りに化粧を施す。
準備が終わると、ちょうど綾瀬から電話がかかってきた。
メールでいいのに。
先ほど教えたばかりの電話番号。
これからは、もしも連絡がつかなかったとしても、メールが苦手なんて言い訳はできないな。
そう思いながらも、友香は綾瀬に携帯番号を登録させた。
赤いヒールが高めの靴を履くと、浮かれそうになる気持ちを押さえながら綾瀬の車に向かう。
突然のお誘い。
もう少ししたら、綾瀬が迎えに来るはずだ。
急がなければ。
出かけるにはあまりにも雑な服装と、やはり車を出したがる綾瀬の意見で、一度家に帰ってきた。
結局この日は、ジーパンにゆったりした白のカットソー。
少し肩が開いているので、あえて見えるように黒のキャミソールを着た。
うん、大丈夫。
姿見に映る自分に納得する。
なんとなく、男と意識しているのを悟られたくないような気分で、スカートには手を伸ばせなかった。
その代わりに、いつもはしないアイラインまで描き、念入りに化粧を施す。
準備が終わると、ちょうど綾瀬から電話がかかってきた。
メールでいいのに。
先ほど教えたばかりの電話番号。
これからは、もしも連絡がつかなかったとしても、メールが苦手なんて言い訳はできないな。
そう思いながらも、友香は綾瀬に携帯番号を登録させた。
赤いヒールが高めの靴を履くと、浮かれそうになる気持ちを押さえながら綾瀬の車に向かう。