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けいやく
第9章 そして。



『あらっ 珍しい事を なさって』

「たまには いいだろう」


ルームサービスが届いていて、席につくと 貴方が ティーポットから お茶を カップに注ぎ、私に 差し出してくれた。


『ありがとうございます』


一口 口に含む、
苦味のない まろやかな 喉越しに、コクンと 喉を鳴らし 飲み込む。


「躰の具合は どうだ」

『関節に 違和感が ありましたが お湯に浸かり だいぶ良くなりました』

「そうか、」

『はい、』

「昨晩は 悪かった」

『。。。嫌でしたら 抵抗しましたわ。。。』


そう言い お茶を もう一口、口に含んだ。


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