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けいやく
第7章 違和感。
「おや、下がらなかったのですね」
『休もうと 思っていましたが 気が変わりましたわ』
滝野に 組み敷かれながら、為すがままに 躰を 揺すられ、ぼんやりとした 視界のまま 声の する方へ 目線を巡らす。
『もう少し 愉しんでからに 致します』
そう 一言 言い、
滑らかな吸いつく 掌が 胸を 優しく包む。
それに伴い 私の頭の 両側に 膝をつき、
『舌を 出して』
霞んでいた 視界から 上を見上げると、
威厳力に 満ちた 視線で 見下ろす
女の 恍擁した顔。
その視線に 絡み捉えられ、
おずおずと 舌を出していた。