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けいやく
第7章 違和感。
駅まで 送ってくれた 車内で、
『嫉妬と 言う感情は 時として 自分を高めるには 必要不可欠だと 思わない?
普通は 負の感情だけど その感情に 向き合う事で それを 乗り越えるようと するでしょ
でも そこまでに 行くには 乗り越えようと するのではなく 他のモノにすりかえて 貶める事で 満たしてしまう事のほうが 多いのでしょうけど。。。』
私に 言うでもなく、
幸さんは 自分自身に 啓すよう、問うように 前を見据えながら 運転をしている。
私は 返答するでもなく、その綴られた言葉に 耳を傾けていた。