この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
奥様は淫乱女装ビッチショタ!
第2章 土曜日は猫可愛がり!
普段の鶯は女装ではない。登校時は太め縁の大きなメガネ、髪はポニーテールより下めで一くくり、服は大人しめだがよくある男の子で、ランドセルも青。
今日のランチ先はファミリー向け大型店舗で、同級生や近所の誰かに会う可能性もある。そんなとき、鶯は女の子のかけらも外に出さない。
ありふれたシャツに黒カーディガン、クロップドパンツ、スニーカー。山盛りに持ってきた肉を楽しそうにガンガン焼いている。平然としたものだ。
シャツの首もとで陰になる鎖骨のくぼみ、寒くもないのにカーディガンを着てきたのは腫れっぱなしの乳首を隠すため、そのせいで捲った袖から手首のキスマークが現れ、どういう経緯でそんなところにとつい記憶を手繰り、ついでに言えば剥き出しの白い足首が目の毒で、そのしなやかな脚を上った先に……
「どんどん食べてくれないと焦げちゃうよ、お兄ちゃん」
「ーーーっ、悪い、ちょっとぼんやりしてた」
「こんなとこでえろい顔しないで。僕まで思い出しちゃう」
鶯は目元を少し染めると、グラスを置いて手にジュースがかかったふりをして、手首のキスマークをぺろり、舐めた。
「そんなに見てたか?…見てたな。悪い」
両隣のテーブルは空いていて、料理の並ぶコーナーからも距離があるが、一応声は潜めている。しかし気はどうにも抜ける。
「したりない?」
「それはさすがにない」
「そう?ねえ知ってる、お兄ちゃん?夕食焼肉のカップルって、その後かなりの確率でラブホ入るんだって」
「そういうの、どっから仕入れてくるんだよ?女性セブンか?週刊ポストか?」
「ハズレ。an・an」
「勘弁してくれ」
「だからさぁ、これってそういうお誘いなのかなぁって」
「ラブホは行かんぞ。二十歳過ぎてからだ」
「誤魔化さなくていいのになー」
「あのなぁ」
皿を持って立ち上がりながら、距離を縮めて早口に囁いた。
「昨日しようがしまいが関係ないんだよ。俺はいつもおまえをえろくしか見れねぇんだから」
「~~っっ~な、にとってくるの?」
「サラダ。子供は肉ばっかりじゃなく野菜もたくさん食べなさい」
半ばムキになって生野菜大盛り皿を製作しながら、ふと鶯を見ると、背を丸めて胸を押さえ、膝まで擦り合わせている。
やっちまった感を覚えつつ戻ると、案の定真下な顔をちらりと上げ、涙目で睨まれた。

/35ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ