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奥様は淫乱女装ビッチショタ!
第2章 土曜日は猫可愛がり!
声が枯れる寸前まで鳴きまくった鶯は、疲れて眠ってしまった。若干柔らかくなった穴から棒を引き抜いて、鷹斗は少し反省する。鶯に主導権を取られそうになると、やけにむきになってしまう節があった。大人の余裕を見せたいだなんて、考えること自体が子供じみて嫌になる。
鶯は元来が年齢より大人びて、頭がいい。セックスを知ってからの成長は殊に顕著だ。どこで覚えてくるのか、調べてくるのか、頭も身体も貪欲の一言に尽きる。この歳でこんなに様々を知りすぎて、よくランドセルなど背負えていると思う。
鶯に早く大人になって欲しいのか、それともずっと幼いままでいて欲しいのか、どちらだろう。考えないようにしている。ひとつ悩んでしまったら闇は際限なく深く、鷹斗の不安や恐怖を引きずり出す。
「…俺は女々しいな」
ただの子供に戻った寝顔を眺める時間が危険なのはわかっている。簡単に処理だけ済ませ、キッチンへ。夕食の仕度には早すぎるが、とにかく手を動かしていたい。

緩く意識が浮上してきて、初めて、ああ眠ってしまったんだ、と鶯は思った。
ふわふわしている。頭も、身体も。
微睡みながらも、鷹斗がそばにいないことには気付いていた。
記憶もあやふやなずっと幼い頃、独りのベッドで泣けば、必ずあ飛んで来てくれた。鶯は子供なりの見栄心で、声を押し殺し隠れて泣くのに、何故か鷹斗はいつもすぐに見付けた。魔法が使えるんだとずっと信じていた。鶯を満たし、温かく包む魔法。
ずっと守られてきたそれに、最近は少し違った思いを向けている。
鶯をずっと守ってくれた、じゃあ鷹斗は誰が守る?
鶯には鷹斗さえ居ればいい、でも鷹斗からこれ以上何を奪う?
ーーーそうじゃない。与えたい。
誰よりも深く、熱く、力強く、しっかりと。
「…僕は…男だもん…」
夢うつつと覚醒の間で呟く。

ぽつぽつと灯の点り出す頃、鶯はふらふら部屋を出た。シャツ1枚羽織っただけの姿に鷹斗は微苦笑して、それでもとにかく体調を気遣う。鶯はふわふわ首を振って、鷹斗のエプロン越しの腹に抱き付いた。
キッチンには焼き上がりを待つグラタンのいい匂いが漂っていて、鍋にはトマト味のロールキャベツが山盛り煮えている。どちらも鶯の好物だ。
「もうすぐ出来るから手洗って、座って待ってろ」
「じゃがいもいっぱい入れてくれた?」
「バットにたっぷり」
「ああ、溢れそう」
「…?まだオーブンだぞ」
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