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純の恋人
第1章 欠陥品の彼女
イドさんのものも限界に近いようで、中でピクピクと震えている。
「ぁ……イク、イっちゃうっ!」
めちゃめちゃに動いてしまいたい衝動に駆られるのに、抱き上げられた今、身動きはあまり取れない。せいぜい、かぶりを振るくらいが限度だ。イドさんは暴れようとする私相手に上手く手綱を引いて、激しく中を突き上げた。
私の中に、イドさんが埋め込まれ放たれる。膣壁に叩きつけられる白濁に、私も絶頂を迎えた。
「イク――っ!!」
体中の血液が沸騰したような熱さに、私は力を失い息を荒げる。イドさんは一滴も漏らさないよう達した後も中に自身を埋め込んだまま、私を下ろした。
「純ちゃんのあそこに、蓋しておきたいな。そうすれば他の男も純ちゃんとエッチ出来ないし、俺の精液もこぼれないで吸収出来るだろうし」
後ろの木にもたれかかりながら、イドさんは結合部をなぞる。決して応えられない要求に、私は申し訳なくて目を閉じた。
「……ごめんなさい、私」
「ううん、分かってる。代わりに、今はオレのでいっぱいになって」
イドさんは私をバックの体勢にして木に押しつけ、また動き出す。一番だと言える彼を唯一の人だと言えない私は、やっぱり欠陥品だった。