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純の恋人
第2章 三人の男
こうなるともう、嫌だなんて言葉は深淵に沈む。揺さぶられるまま、喘ぐしかない。
「ああっ、いい……もっと、あ、ぅんっ!」
中を擦る宮城さんのものが、ひくひくと震え始める。段々動きも単調になり、終わりが迫っているのだと分かった。
「あぅっ……また、イク、宮城、さ……」
行き場がなくシーツをかきむしっていた私の手のひらを、宮城さんは大きな手で包む。普段力仕事をしているせいか、宮城さんの手はごつごつしていて荒れている。力強い手の温もりは、最初に受けた印象と同じ。太陽みたいに温かかった。
「いいっ、イク……んんんっ!」
私が達するのと同時に、中へ広がる熱。宮城さんも白濁を吐き出し、絶頂を味わっていた。宮城さんは私に覆い被さると、数回深呼吸して、満足げな声を上げた。
「あー……マジたまんねぇ。俺、もう純がいないと生きていけねぇよ」
私は振り返ると、落ち着いた陰茎を引き抜こうとした宮城さんに首を振る。
「まだ、抜かないで……」
部屋に入ってきた時には、嫌で嫌で仕方なかった彼。けれど今、焼け焦げた思考回路は、彼を愛おしく感じるように働いていた。