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あなた~you~
第2章 You did a good job!
「何?岡部、そこまで乃恵ちゃんを管理してんの?」
楽しそうに山田が言う。
コイツ・・・
「あんまり遅くなるなよ?」
それでも俺がそれだけ言うと
声をあげて山田が笑いだした。
「あっはっは。そうだよ。乃恵ちゃん。岡部以外の男は狼だからね」
いつまでも笑いのおさまらない山田の脇を小突いて黙らせる。
「何かあったら電話しろ」
「はい。では午後の講義が始まりますので。
岡部先輩、山田先輩、ごきげんよう」
そういって、乃恵が席を立った。
「すげ。ごきげんようって使ってる子、初めて見た」
山田が、へぇ~と感心してにやりと笑う。
こいつは本当になんでも知ってるようで嫌になる。
「で?愛を信じていない岡部君が
愛を信じ切っちゃってる乃恵ちゃんに何でそこまで過保護な訳?」
「山田が守ってやれって言ったんだろうが」
「まぁ・・ね。でもさ、あそこまで抱え込んだら、
彼女は社会勉強は全くしてない事になるな?」
「・・・・」
「たまには男にだまされたりするのも今後の人生に必要なんじゃないの?
岡部が一生守る訳にも行かないんだから」
「・・・・」
「山田って意外と冷たいところがあるよな?」
「そう?」
こいつの考えている事は本当に分からない。
まして、本気で乃恵がだまされればいいと思っているわけではないだろうから
俺の事をたきつけているのか?
それとも、本気なのか?
楽しそうに山田が言う。
コイツ・・・
「あんまり遅くなるなよ?」
それでも俺がそれだけ言うと
声をあげて山田が笑いだした。
「あっはっは。そうだよ。乃恵ちゃん。岡部以外の男は狼だからね」
いつまでも笑いのおさまらない山田の脇を小突いて黙らせる。
「何かあったら電話しろ」
「はい。では午後の講義が始まりますので。
岡部先輩、山田先輩、ごきげんよう」
そういって、乃恵が席を立った。
「すげ。ごきげんようって使ってる子、初めて見た」
山田が、へぇ~と感心してにやりと笑う。
こいつは本当になんでも知ってるようで嫌になる。
「で?愛を信じていない岡部君が
愛を信じ切っちゃってる乃恵ちゃんに何でそこまで過保護な訳?」
「山田が守ってやれって言ったんだろうが」
「まぁ・・ね。でもさ、あそこまで抱え込んだら、
彼女は社会勉強は全くしてない事になるな?」
「・・・・」
「たまには男にだまされたりするのも今後の人生に必要なんじゃないの?
岡部が一生守る訳にも行かないんだから」
「・・・・」
「山田って意外と冷たいところがあるよな?」
「そう?」
こいつの考えている事は本当に分からない。
まして、本気で乃恵がだまされればいいと思っているわけではないだろうから
俺の事をたきつけているのか?
それとも、本気なのか?